最上小国川の魅力を発信 役場で道の駅「もがみ」登録証手交式

道の駅「もがみ」の登録証を掲げる高橋重美町長(右)と森田裕介国交省山形河川国道事務所長=最上町役場

 最上町志茂の国道47号沿いに11月オープン予定の道の駅「もがみ」の登録証手交式が26日、最上町役場で行われた。既存の観光施設と組み合わせた官民連携型の道の駅で、アユ釣りの名所として知られる最上小国川の魅力もPRしていく。

 手交式では高橋重美町長が森田裕介国土交通省山形河川国道事務所長から登録証を受け取り、「川の魅力も発信できる道の駅として地域活性化に貢献していきたい」とあいさつした。

 同所には産直スペースのある食堂とコンビニを組み合わせた観光施設「ヤナ茶屋もがみ」があり、町内の大場組(大場宏利社長)が運営している。その隣接地に併設する形で、町が道の駅の整備を進めている。建物は木造一部2階建て約460平方メートルで、観光案内所や地域の交流スペース、カフェ、トイレなどが入る。敷地面積は約3140平方メートルで、駐車場は54台分。指定管理者は大場組となる。

 総事業費は約4億円で、町が2億5千万円、国が1億5千万円を負担する。

 道の駅南側には、車いす利用者も最上小国川でアユ釣りなどを楽しんでもらえるよう、県などがスロープを整備した。北側では大場組がつり橋を架け替え、対岸を散策できるよう公園の再整備を進めている。

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