北の若関(酒田出身)一層の躍進期待 「支援する会」が着物一式を贈呈

贈られた着物を身に着け、トークショーに臨む北の若関(右)=酒田市・ガーデンパレスみずほ

 「北の若を支援する会」(新田嘉一会長)が26日、大相撲の十両・北の若関(酒田市出身、八角部屋)に着物一式を贈り、さらなる躍進が期待される22歳を激励した。

 会は北の若関の支援企業・個人でつくり、本年度から組織的に活動を始めた。縁起の良い七宝柄を施した黒色の着物、不退転の精神を表す「勝ち虫」であるトンボをあしらった草履など8点を贈った。同市のガーデンパレスみずほで行われた贈呈式で、新田嘉七会長代理らが目録や品物を手渡した。北の若関は「すてきな物を頂き、うれしい」と笑みを浮かべた。

 北の若関は引き続き、同所で行われた「荘銀酒田ゆりの会」の発会式に贈られた着物を身に着けゲスト出演し、お披露目した。東2枚目で臨んだ秋場所は8勝7敗で4場所連続の勝ち越し。「負け越したら酒田に帰れないと思った。気持ちの波が結果に出てしまったが、自分の中では今までで一番充実していた」と振り返った。来場所に向け、「努力に勝る武器はない。期待に応えられるよう、相撲道に精進する」と決意を語った。

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