私的飲食を経費請求か、NHK第3者委設置へ

 NHKは26日、報道局職員が私的な飲食を含め不正に経費請求している疑いが強まったと発表した。

 不正請求情報が7月に寄せられ、調べて分かったとしている。そのうえで「取材・制作に関わる領域ではあるが、検証可能な限りアカウンタブルにする(説明する責任を果たす)ため、外部の有識者からなる第三者委員会を早急に設置し、徹底的に調査する」としている。

 またNHKは「同様の事案が起きていないか、第三者委員会のもとで徹底調査し、厳正に対処していく」としている。

 経費不正請求の疑いが出たことにNHKは「NHK報道の中枢組織において公金である受信料の私的利用という、あってはならないことが生じたことは言語道断であり、徹底的に調査して厳正に対処してまいります」とコメントを発表した。

 経費不正請求では昨年6月、国際放送局の管理職員が2019年から22年にかけてタクシー券の不正利用など約70万円の不正を働いたため諭旨免職処分にしたと発表している。一部職員の不正行為がNHKの国民の信頼を大きく損なう怖さを職員全員が自覚し受信料で成り立っていることの責任を忘れないことが求められている。(編集担当:森高龍二)

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