県民のため、職務に全力 県警察学校の初任科短期課程卒業式

23人が警察官として一歩踏み出した卒業式=天童市・県警察学校

 県警察学校(小川広治校長)の第82期初任科短期課程の卒業式が26日、天童市の同校で行われ、6カ月間の訓練を終えた卒業生23人が警察官としての第一歩を踏み出した。

 小川校長は「受け身にならず自ら学ぶことを心がけてほしい」と式辞を述べ、鈴木邦夫本部長が「県民のための警察官という原点を自覚し、誇りと使命感を持って職務に臨むことを期待する」と訓示した。卒業生を代表し、山形署に配属される小角優太巡査(26)=東根市出身=が「さまざまな困難があると思うが、校訓である自主・積極・創造を胸に全力で取り組みたい」と答辞を述べた。

 短期課程は大卒程度以上で、82期は22~33歳の男性18人、女性5人。今後、県内11署で実務研修を行う。天童署配属の野口太陽巡査(22)=尾花沢市出身=は「県民のため、安全安心な社会の実現に尽力する」、山形署配属の川村優貴乃巡査(23)=朝日町出身=は「地域住民の心に寄り添い、強く優しい警察官になりたい」と、それぞれ決意を語った。

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