若者に出会いの場を プロジェクションマッピングなど 上越JCがイベント

高田城三重櫓で行われたプロジェクションマッピング。訪れたカップルらが一緒に撮影していた

上越青年会議所(JC)の人口増加推進委員会(北岡洋一委員長)は23日、上越市本城町の高田城址公園で「縁(えん)ミーティングフェスタin高田城址公園」を開いた。若者に出会いの場を提供し仲を深めてもらおうと、キッチンカーの出店やフォトウェディング体験を実施。高田城三重櫓へのプロジェクションマッピングも行われた。

同委員会は上越市の人口減少問題の解決について、市民、経済人に向けた活動に取り組んでいる。今回は同公園内で、市内を中心とした飲食店やフードトラックを出店。また、希望者には白無垢(むく)と紋付きはかまの婚礼衣装で、三重櫓を会場に写真撮影を行った。長岡市から参加した小池進さん(31、同市出身)と瑞恵さん(30)は「これまでも花見には来ていましたが、この場所でこうした衣装で撮影できて楽しい」と喜びを語った。

日没後は、三重櫓に映像を投影するプロジェクションマッピングを実施。四季折々の風景やハートマークなどが映し出され、施設前で一緒に撮影する人も見られた。

北岡委員長は「観桜会と観蓮会に続き、秋にもできるイベントとして企画した。カップルから家族まで、仲を深め、上越への定住につながるイベントとして続いてほしい」と願った。

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