覚醒剤密売で押収したのは“ゴキブリのおもちゃ”「無人販売店」形式で人除けのために置いたか

愛知県警が逮捕・送検したのは覚醒剤の密売人とされる長久手市の無職・幸村俊郎容疑者48歳です。警察の押収品には覚醒剤の他、「ゴキブリやムカデのおもちゃ」がありました。

警察によりますと、幸村容疑者は25日午後、自宅アパートで覚醒剤およそ1.991グラム末端価格およそ12万3000円を販売目的で所持した疑いがもたれています。警察は幸村容疑者の認否を明らかにしていません。

幸村容疑者は自宅アパートの通路に置いた洗濯機などに違法薬物を隠し、受け取った客は代金を玄関のドアポストに投函する「無人販売店」のような手口などで密売をしていたということです。こうした非接触型の薬物密売の摘発は、愛知県で初めてです。

この無人販売で、高値で取引される違法薬物を他の人にとられないよう、幸村容疑者は「ゴキブリやムカデのおもちゃ」を使用。商品のまわりに人が来ないように置いていたと警察はみています。

また、警察は幸村容疑者から覚醒剤などを買った客の45歳から62歳の男女6人も逮捕し、売り上げや余罪などをくわしく調べています。

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