スキャンダルに揺れたW杯女王のスペイン、凱旋試合でスイスを圧倒し5発快勝【UEFA女子NL】

2ゴールの活躍を見せたW杯MVPのアイタナ・ボンマティ[写真:©︎RFEF]

騒動の渦中にあるスペイン女子代表が、快勝を収めた。
【動画】騒動もなんのその!W杯女王のスペイン女子代表が凱旋試合で完勝

26日、UEFA女子ネーションズリーグ リーグAグループ4第2節が行われ、スペインはスイス女子代表をホームに迎えた。

ルイス・ルビアレス元会長によるFWジェニファー・エルモソへのキス事件が大きな騒動となり、選手は招集をボイコットを表明するなどに発展したスペイン。長時間の話し合いの結果、収束に向かった。

22日に行われた初戦のスウェーデン女子代表戦では、土壇場のPK弾で2-3と勝利したスペイン。スキャンダル後の初となるホームゲームでは、両選手が集まり「Se Acabo(もう終わった).Our fight is the global fight(私たちの戦いは世界の戦い).」というバナーを掲げていた。

ファンからは「チャンピオンの皆さん、ピッチ内外での戦いに感謝します」と書かれた横断幕を掲げてスペイン女子代表戦のチームバスを出迎えることに。その後押しを受けた選手たちは躍動した。

試合は15分、バックパスを相手GKが蹴り出すと、マリオナ・カルデンティがプレスをかけてブロック。パスを受けたルシア・ガルシアが蹴り込んで先制する。

その後はスイスに抑え込まれるも、前半アディショナルタイムにはオルガ・カルモナがボックス左からのクロス。これをアイタナ・ボンマティがダイレクトボレーで合わせて追加点を奪う。

2-0で後半を迎えると、49分にはボックス内でキープしたアレクシア・プテジャスの落としを受けたボンマティがボックス内から蹴り込み3点目。57分にはアテネア・デル・カスティージョのシュートがセーブされるも、こぼれ球をインマ・ガバーロが蹴り込んで4点目を奪う。

さらに87分には左CKのクリアボールを、ボックス手前でマイテ・オロスがダイレクトシュート。鋭いシュートがネットに突き刺さり、5-0で勝利。連勝スタートとなった。

スペイン女子代表 5-0 スイス女子代表

1-0:15分 ルシア・ガルシア(スペイン)
2-0:45分+1 アイタナ・ボンマティ(スペイン)
3-0:49分 アイタナ・ボンマティ(スペイン)
4-0:57分 インマ・ガバーロ(スペイン)
5-0:87分 マイテ・オロス(スペイン)

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