ブルース・ウィリス妻 夫が認知症を自覚しているか分からない 失語症を理由に昨年引退

元俳優ブルース・ウィリス(68)の妻が、夫が認知症を自覚しているのかどうか分からないと語った。失語症を理由に俳優業を引退したほぼ1年後となる今年2月に、前頭側頭型認知症(FTD)と診断されたことを家族が公表していたブルースだが、妻エマ・ヘミング・ウィリス(45)は夫がどれほど理解しているのか把握していないという。

ブルースとの間にメイベルちゃん(11)とイヴリンちゃん(8)と2人の娘がいるエマは、ブルースと元妻デミ・ムーアとの間の成人した3人の娘達を含め、ブルースの周りの人皆にとって認知症が「辛い」ものであることを『トゥデイ』で認めた。エマは感情が高まった様子で、こう語っている。「認知症は大変だということを学んでいます」「診断を受けた人も辛いですし、家族も辛い思いをします。それは、ブルースや私、私達の娘にとっても同じです」「家族の病気だと言われていますが、その通りです」

またブルースが認知症と診断されたことは「祝福と同時に呪い」だとした上で、「それを受けいれるために、遂に何が起こっているのかを理解することは、痛みが軽減するわけではないものの、ブルースに何が起こっているのか知ることで少し楽になります」と続けた。

また、サプリメントブランド、メイク・タイム・ウェルネスの創設者であるエマは、夫を「与え続ける贈り物」と表現、娘達に「愛や忍耐、打たれ強さ」を教えているとして、「娘達にそれは多くのことを教えてくれます。ケアし、愛するということを。悲しみの中にある本当に美しいことです」と語った。

そして夫の世話をするばかりではなく、自らを大切にする必要を認識しているという。「ケアパートナーにとって大切なことは、自分が世話する人の最高のケアパートナーになるためには自分自身も大切にしなければならないということです」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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