初期消火の正確さやスピード競う 事業所職員対象に岡山で訓練大会

消火器で火元の的に放水する参加者

 岡山市防火安全協会に加盟する事業所職員を対象にした「消火技術訓練大会」(同協会など主催)が27日、市消防教育訓練センター(岡山市中区桑野)で行われ、初期消火の正確さやスピードを競った。

 21事業所の35チーム、70人が「消火器」と「屋内消火栓」の2種目に出場。事業所の事務所から出火したと想定し、男女別、男女ペアの3部門でいずれも2人一組で作業に当たった。

 消火器の部では、1人が「火事だ」と大きな声で知らせると、もう1人が119番。水消火器で火元に見立てた的に素早く放水した。

 重井医学研究所付属病院の30歳と23歳の女性は「大きな声で指示ができ、動きがそろった。火災が起きたら職場で率先して対応したい」と話した。

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