水森かおりが地元・東京北区で恒例のメモリアルコンサートを開催! 「また夢の舞台に立って歌えるように頑張りたい」と新たな決意

歌手の水森かおりが9月25日、東京・北区の北とぴあ さくらホール『水森かおりメモリアルコンサート〜歌謡紀行〜』を開催した。

“ご当地ソングの女王”の愛称で親しまれ、今年デビュー29年目を迎えた水森かおり。この日のコンサートは、デビュー記念日の9月25日に行っている毎年恒例のメモリアルコンサートで、現在建て替えが行われている東京・中野サンプラザホールに代わって、今年は水森の地元の東京・北区にある北とぴあ さくらホールで行うことになったもの。

ブライダルファッションデザイナー・桂由美がデザインした、華やかな白いドレスを着た水森がステージに登場すると、全国各地から駆けつけた1,200人のファンは大歓声で迎えた。

水森は最新曲『日向岬』をはじめ、デビュー曲『おしろい花』、また『伊勢めぐり』『ひとり薩摩路』などのオリジナルヒット曲を熱唱した。

会場が盛り上がったところで、『東京ブギウギ』笠置シヅ子)、『ブルー・ライト・ヨコハマ』いしだあゆみ)などの「昭和名曲」を歌いながら客席を回るラウンドを解禁。元気なキャラクターが引き立つオレンジのドレスを着た水森がぴょんぴょんと飛び跳ねて、ファンとの再会を喜んでいた。

コンサート後半には、昨年末のNHK紅白歌合戦で着用した桜色のドレスを披露し、会場をさらに沸かせた。そして、9月20日に発売した最新アルバム『歌謡紀行22~日向岬~』から『目黒川』などの新曲を披露。再びオリジナル曲から『鳥取砂丘』『東尋坊』などを力強く熱唱した。

水森はファンに感謝を伝えながら「皆さんに支えていただいて、決して一人では29年目の幸せなデビュー記念日を迎えることはできなかったと思います。水森かおりを応援していて良かったと思っていただけるように、これからも一生懸命頑張ってまいります」と決意を語った。

最後まで会場が活気と笑顔にあふれたメモリアルコンサートは、大盛況のなか幕を閉じた。

「また夢の舞台に立って歌えるように頑張りたい」デビュー29年目で新たな決意

開演前、水森は前作『九十九里浜』と新曲『日向岬』の2曲を報道陣に披露し、取材に応えた。

水森は「今日はいつもと違って、緊張感みたいなのがほぼないです(笑)。本当に地元なので、知り合いの方が自転車で行くとか、歩いて行くとか聞きました。アットホームな感じでいいですね。いままでの中野サンプラザは、また大きな舞台に立つのかという緊張感とドキドキ感が襲ってきていました。もちろんいい意味で、今回はそういったプレッシャーみたいなものを感じずにやれそうな気がします。幕が開いた瞬間が楽しみです」と笑顔を見せた。

今年8月に50歳の誕生日を迎えた水森は、「50歳という節目の年に、この北とぴあでメモリアルコンサートができるのもいいですね。私たちの成人式は、昭和48年生まれは第2次ベビーブームで、その年だけ3つの会館にわかれて成人式をあげたので、北とぴあではやれなくて残念な思いをしました。デビュー3年目でファーストコンサートをやったのもこの北とぴあで、その後、何度かコンサートではこのステージに立っていますが特別な気持ちになります。自分が50歳って、不思議な感じがしますね。これからは、すてきな60歳になるための充実した10年を過ごしていきたい」と話していた。

「今年も紅白を目指すか?」と記者に聞かれ、「そういう時期がまた今年もやってきたのかとドキドキする毎日ですが、もちろんその大きな舞台を目指して、スタッフや応援してくださる皆さんと一日一日を大切に過ごしてきたので、まだまだ気持ちを引き締めて、また夢の舞台に立って歌えることを目標に頑張っていきたい」と飛躍を誓った。

氷川きよしと電話で近況報告「一緒に歌を盛り上げていこう」

さらに水森は、コンサート前日に歌手活動休養中の氷川きよしと電話で近況報告したことを明かした。

「昨日、氷川さんと電話でしゃべりまして。私が気づかずに間違い電話をかけちゃっていたみたいです。折り返し電話がかかってきたので、『どうしたの?』と聞いたら『そっちがかけてきたんじゃん』と話しました。氷川さんに『デビュー記念日おめでとう。応援してるよ』と言っていただきました。氷川さんは元気ですよ。いつ復帰するかとかそういう具体的な話は、私が芸能記者みたいになっちゃうので…(一同笑)。『みんなで一緒に歌を盛り上げていけたら』という話はしました」と振り返った。

47都道府県制覇まで残すところあと2県となった“ご当地ソングの女王”水森かおり。今後の活動に注目したい!

セットリスト

M1 日向岬
M2 おしろい花
M3 早鞆ノ瀬戸
M4 ひとり薩摩路
M5 安芸の宮島
M6 伊勢めぐり
M7 五能線
M8 北国行きで(朱里エイコ)
M9 真赤な太陽(美空ひばり・ジャッキー吉川とブルー・コメッツ)
M10 白い蝶のサンバ(森山加代子)
M11 恋泥棒(奥村チヨ)
M12 真夜中のドア〜Stay With Me〜(松原みき)
M13 東京ブギウギ(笠置シヅ子)
M14 瀬戸の花嫁
M15 ブルー・ライト・ヨコハマ(いしだあゆみ)
M16 憧れのハワイ航路(岡晴夫)
M17 下町の太陽(倍賞千恵子)
M18 高原列車は行く(岡本敦郎)
M19 鳥取砂丘
M20 高遠 さくら路
M21 釧路湿原
M22 虹色のパレット
M23 目黒川
M24 東尋坊
M25 九十九里浜
M26 日向岬
M27 明日への扉
※()はオリジナル歌手名

水森かおり『歌謡紀行22~日向岬~』

発売中

品番:TKCA-75170
価格:¥3,700(税込)

【収録曲】

1.日向岬(作詞:かず翼/作曲:弦哲也/編曲:伊戸のりお)
2.シラサギ(作詞:半﨑美子/作曲:半﨑美子/編曲:五十嵐宏治)
3.厳美渓(作詞:麻こよみ/作曲:岡千秋/編曲:矢田部正)
4.五能線(作詞:木下龍太郎/作曲:弦哲也/編曲:前田俊明)
5.鳴子峡(作詞:かず翼/作曲:弦哲也/編曲:伊戸のりお)
6.目黒川(作詞:みろく/作曲:西島三重子/編曲:矢田部正)
7.湖上駅(作詞:旦野いづみ/作曲:桧原さとし/編曲:佐藤和豊)
8.高遠 さくら路(作詞:伊藤薫/作曲:弦哲也/編曲:伊戸のりお)
9.伊勢めぐり(作詞:田久保真見/作曲:弦哲也/編曲:伊戸のりお)
10.島根恋旅(作詞:仁井谷俊也/作曲:弦哲也/編曲:伊戸のりお)
11.早鞆ノ瀬戸(作詞:たきのえいじ/作曲:弦哲也/編曲:前田俊明)
12.長崎ランタン(作詞:さくらちさと/作曲:大谷明裕/編曲:佐藤和豊)
13.虹色のパレット(作詞:本橋夏蘭/作曲:なかまさや/編曲:若草恵)
14.鳥取砂丘(作詞:木下龍太郎/作曲:弦哲也/編曲:前田俊明)

【DVD収録内容】

・『日向岬』ミュージックビデオ
・『日向岬』字幕入りカラオケ

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