長井健司さん命日に妹墓参 没後16年、映像分析に期待

ミャンマーで銃撃され亡くなった映像ジャーナリスト長井健司さんの墓前で、手を合わせる妹の小川典子さん=27日午前、愛媛県今治市

 2007年9月、映像ジャーナリスト長井健司さん=当時(50)=がミャンマーで反政府デモの取材中に治安部隊に銃撃され死亡してから16年となった27日、故郷の愛媛県今治市で妹小川典子さん(63)が墓参りをした。小川さんは長井さんが銃撃時に使用していたビデオカメラの返還を求め続け、今年4月にようやく実現した。映像は詳細な分析が進められており「真実究明の一助になってほしい」と話した。

 カメラはミャンマーの独立系放送局「ビルマ民主の声」がミャンマー国内で発見。長井さんがリポートする姿などが残されていた。小川さんは「映像の分析が進めば兄が殺害された状況が分かるかもしれない」と語った。

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