アンチェロッティ監督、マドリード・ダービー敗北からの立て直し誓う 「違う考え方で試合に臨まなければ」

[写真:Getty Images]

レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督がラス・パルマス戦にコメントを残した。クラブ公式サイトが伝えている。

新戦力のイングランド代表MFジュード・ベリンガムの活躍もあり、ラ・リーガ開幕5連勝を飾っていたレアル・マドリー。しかし、24日に行われた第6節のアトレティコ・マドリー戦は1-3で敗北。それから中2日で臨む第7節のラス・パルマス戦はマドリード・ダービーのショックを払拭したい一戦となった。

前日記者会見を行ったアンチェロッティ監督は、対戦相手のラス・パルマスや先日のアトレティコ戦について言及。敗戦の経験を活かしてこの試合に挑むつもりだと語った。

「どのチームにもそれぞれ長所と特徴がある。ラス・パルマスは良いサッカーをしており、ボールを支配するのが好きだ。我々としては勝利の道へ戻り、日曜日(24日)の敗戦からすぐに立ち直りたいと思っている。試合の開始数分に何度も痛い目に遭っていることを考えると、違う考え方でこの試合に臨まなければならない」

「うまくいかなかった場合は監督が批判を受ける。レアル・マドリーにいるときはそれが普通だ。私にそれが影響することはない。アトレティコ戦でうまくいったことはたくさんあったが、あまりうまくいかなかったことも評価しなければならない。だが、それは数少ない。私の評価は他の人のものとは違う」

アンチェロッティ監督は今シーズン用いている[4-3-1-2]の布陣についても語り、アトレティコ戦ではそれがうまく機能していなかったと主張した。

「これまでうまくやってきたことを踏まえ、何を改善しなければならないかということは選手も私も理解している。アトレティコ戦でうまくできなかったことを改善し、今後もうまくやっていく必要がある。どのシステムにも弱点がある。完璧なシステムなどない。我々には経験豊富で非常に信頼できる選手たちがいる」

「今のシステムだと、特に自陣内にいるときはウイングに対応するのが難しい。しかし、フォワード2人がセンターバックにプレッシャーをかけてくれるので、前線でよりアグレッシブになれる。(トップ下の)ベリンガムのポジションは我々にアドバンテージをもたらしており、選手たちが持つ特性をこのシステムに適応させなければならない」

「自分たちの弱点を改善するために取り組まなければならない。それはプレシーズンでも見られたことだし、リーグ戦でも非常に良くやっていた。最初の(公式戦)6試合でわずか3失点しか喫していなかった。アトレティコとの試合では、自分たちがこれまで何をしてきたかを少し忘れていた」

ケガで離脱していたスペイン代表DFダニエル・カルバハル、ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオール、トルコ代表MFアルダ・ギュレルがこの試合で復帰する可能性があることもアンチェロッティ監督は明かしている。

「彼らは全員出場可能だ。とても良いニュースだ。試合開始からプレータイムを与えるべきか、試合全体を通じて与えるべきか見極めなければならない」

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