またもや調査員証を紛失 和歌山県の住宅・土地統計調査、悪用に注意呼びかけ

和歌山県庁

 和歌山県は26日、紀の川市内で住宅・土地統計調査に従事する男性調査員(20代)が調査員票を紛失したと発表した。統計調査を装った「かたり調査」に悪用される恐れがあるとして注意を呼びかけている。

 調査員が24日、書類の配布準備をしていた際、紛失に気付いたという。岩出署に遺失物届を提出している。調査員票は「第472号」で縦7.5センチ、横10.5センチ。氏名と顔写真、任命期間と「和歌山県知事岸本周平」の記載、公印がある。

 9月上旬には海南市内で、同調査の調査員が調査員証を紛失しており、これで2件目。今回を含め、悪用されているという報告はないという。

 県は不審な調査活動に気付いた場合、県調査統計課(073.441.2391)か近くの市町村に連絡してほしいとしている。

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