アトレティコの伝説フットレ氏、同胞フェリックスのバルサ移籍に悲痛 「悪夢が今日まで続いている」

[写真:Getty Images]

アトレティコ・マドリーのレジェンドであり、元ポルトガル代表FWでもあるパウロ・フットレ氏。同胞の後輩FWジョアン・フェリックスについて語った。

1998年に横浜フリューゲルスでスパイクを脱いだフットレ氏。アトレティコでは90年代前半にキャプテンとしてコパ・デル・レイを制した伝説的存在だが、自身も古巣への愛着が深く、今でもご意見番としてファンから愛されている。

そんなフットレ氏はここ最近、「悪夢を見るようになった」という。スペイン『カデナ・セル』のインタビューでは、同胞フェリックスとアトレティコの関係が破綻したこと、そしてレンタル移籍先がバルセロナだったことを悲しんだ。

「ジョアンが『バルサでプレーしたい』と言い出したときから私は悪夢を見るようになり、それは今日まで続いている。(代理人の)ジョルジュ・メンデスに電話をかけ、あの言葉は彼の本心か?と聞くと、返事は『ノー』だった…」

「メンデスはジョアンがマンチェスター・ユナイテッドと面会したとも言い、各方面の友人に聞いて回ったところ、それは本当だった。その後にはマンチェスター・シティとも会ったようだが、シティからは必要とされなかったという」

「とにかくバルサにだけは行ってほしくなかったんだ。現在進行形のライバルだろう? 私が愛しているチョロ(ディエゴ・シメオネ監督)はジョアンを排除した…ジョアンとの間に起きたこと(確執)はサッカー界で日常茶飯事なのに」

愛するクラブ、愛する後輩。いちファンとして両者が決別したことを悲しみ、「コルチョネロ(アトレティコ)のファミリーがジョアンを憎んでいるのが辛い」と語るフットレ氏。フェリックスがバルセロナでさっそく活躍しているなか、“最大の悪夢”についても語った。

「バルサがジョアンとともにラ・リーガやチャンピオンズリーグ(CL)を制すかもなんて考えたら恐ろしいよ。CLの舞台でジョアンがアトレティコを下すこともね。なんてクレイジーなんだろう...私が今経験していることはこの上なくクレイジーだ」

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