名前も記憶も失った小松菜奈&松田龍平 互いに惹かれ合っていく 「わたくしどもは。」公開決定

第36回東京国際映画祭のコンペティション部門に選出されている、富名哲也監督、小松菜奈・松田龍平ダブル主演作「わたくしどもは。」が、2024年に劇場公開されることが決まった。

「わたくしどもは。」は、佐渡島を舞台に記憶を失った2人の謎めいた過去と運命を描いた作品。佐渡島の金山跡地で倒れている女(小松菜奈)が目覚める。女には過去の記憶がない。女が清掃員の女性キイに助けられて家に運ばれると、そこにはアカとクロという名の女の子が暮らしている。名前を思い出せない女はミドリと名付けられ、キイと一緒に清掃員として働き始める。ミドリはそこで、名前と過去の記憶がないという警備員の男(松田龍平)と出会う。そんなミドリと男は互いに惹かれ合っていく。

監督・脚本を務めるのは、本作が2作目の長編監督作となる富名哲也。富名監督は、江戸時代に無宿人と呼ばれる戸籍を剥奪された人々が内地から連れてこられ、金山で過酷な労働を強いられた結果、多くの方が命を落としたという佐渡島の金山跡地にひっそりたたずむ”無宿人の墓”の存在から、本作の着想を得たという。

富名監督のコメントも公開された。コメントは以下の通り。

■富名哲也監督コメント
「わたくしどもは。」は、叶わぬ恋をした悲運の男女のその後を描いています。二人は“彷徨える魂”として、生きているのか死んでいるのかわからないままこの世を漂い続けているのです。そんな現実離れした物語の難しい人物像を、主演の二人である小松菜奈さんと松田龍平さんが圧倒的な存在感でこの映画に説得性をもたらしてくれました。おふたり無くしては作品は完成し得ませんでした。私のプロデューサーでもある妻と製作した本映画の独特で不思議な世界観を、劇場で多くの人に体感して頂けたらと思っています。

【作品情報】
わたくしどもは。
2024年ロードショー
配給:テツヤトミナフィルム
©️TETSUYA to MINA film

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