宮下農相に国契約企業から寄付 21年の衆院選公示日に3万円

 宮下一郎農相(衆院長野5区)が代表を務める「自民党長野県第5選挙区支部」が、国の工事を受注し契約する選挙区内の建設会社から、2021年の衆院選公示日に3万円の寄付を受けていたことが27日、分かった。公選法は、国と契約を結ぶ当事者が国政選挙に関し寄付することを禁じている。

 政治資金収支報告書によると、東証プライム上場の「ヤマウラ」(長野県駒ケ根市)は公示日の21年10月19日、支部に3万円を寄付した。ヤマウラは取材に「会社としての寄付ではなく、勤務する個人からのもの。選挙に関わる献金は絶対にやってはいけないという認識はある」とコメントした。工事の詳細は明らかにしなかった。

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