科学の面白さ 小中学生が体験 美作大でフェア、高校生ら指導

こま作りに挑戦する参加者

 高校生や高専生らが科学の面白さを伝える「美作サイエンスフェア」が23日、津山市北園町の美作大で開かれた。小中学生約270人が先輩たちの指導で科学体験を楽しんだ。

 津山、美作、林野、勝間田高、津山高専、津山中の生徒ら約100人が、工作や実験の体験ブースを計12カ所開設。小中学生は思い思いのブースを巡った。

 こま作りのブースでは津山高専生が指導。プラスチック容器の下部にビニールテープを巻いて重心を下げ、安定感を高めるのがこつで、参加者は好きな色のテープでカラフルなこまを仕上げ、回して楽しんだ。植物の精油やワセリン、ミツロウを混ぜる練り香水作り、ドライアイスを使った実験コーナーなども人気を集めた。

 美作市立勝田小6年男子(11)は「こまが他の場所でも回るのか、家でも遊んで試してみたい」と話していた。

 同フェアは文部科学省のスーパーサイエンスハイスクールに指定されている津山高を中心に2013年から開かれており、新型コロナウイルス禍を挟んで9回目。

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