北東北の新観光列車「ひなび(陽旅)」デビュー日が決定、岩手県・青森県では記念試乗会も

「ひなび(陽旅)」車両イメージ(画像:JR東日本)

JR東日本盛岡支社は、北東北の新観光列車「ひなび(陽旅)」のデビュー日を2023年12月23日と発表しました。同日は岩手県(東北本線・釜石線)で旅行商品専用の団体臨時列車を運行します。

「ひなび(陽旅)」は「リゾートあすなろ」に使用されていたディーゼルハイブリッド車両「HB-E300系」を改造した観光列車です。コンセプトは「北東北の自然」と「地域とのつながり」で、忙しい日常から離れのんびりとできるような列車の旅を提供します。運行区間は東北本線 盛岡駅~花巻駅間/釜石線 花巻駅~釜石駅間。

外観は盛岡支社管内の気動車に広く用いられた「盛岡色」と呼ばれる「白地に赤ライン」の配色を採用しており、横のラインを紐に見立て水引の結びである「梅結び」を入れることで、地域と地域を結ぶ列車をイメージさせるデザインに。山を連想させる模様や波・川の模様、花吹雪なども配置し、豊かな自然を表現しています。

グリーン車と普通車の2両編成で、グリーン車はボックスシート主体、2号車は2人掛けのリクライニングシートを中心に構成されています。どちらも広い窓を備え、季節の移り変わりなどを楽しむことができるほか、運転台の後部には展望室も設けられます。

デビューに先立ち、岩手県では11月25日、青森県では12月2日にそれぞれ記念試乗会を行います。募集期間は本日から11月3日まで。申込は観光列車「ひなび(陽旅)」の特設ホームページで受け付けています。

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