ヒマワリとヒガンバナ 秋風に揺れ 真庭・新庄川沿い、三村さん植栽

新庄川沿いに咲くヒマワリとヒガンバナを育てた三村さん

 秋めいてきた真庭市神代の新庄川沿いにヒマワリの花が咲き、ヒガンバナとの競演が静かな話題を呼んでいる。地元の団体職員三村英樹さん(57)が、山あいを通る運転者たちに楽しんでもらおうと植栽。鮮やかな黄と赤が秋風に揺れている。

 畑はJR中国勝山駅から新庄村方面へ国道181号を約8キロ走ると、新庄川の対岸に見える。棚田状の1.3ヘクタールにヒマワリ約7万8千本が咲き、川べりに植えたヒガンバナと一緒に、国道側から写真を撮る人の姿もある。

 三村さんは2014年から自身の畑や休耕田を使い、近くの名木・深山桜の咲く春に合わせて菜の花を植え始めた。18年からはヒマワリも栽培。今年は天候の影響で例年より2カ月ほど遅い7月末に植えたところ、今月10日ごろから開花が始まったという。

 ヒマワリは今週末まで見られそう。三村さんは「通りかかった人に『得したな』と思ってもらえれば。今後もできる限り栽培を続けていきたい」とほほ笑む。

© 株式会社山陽新聞社