英出身俳優が死去 90歳誕生日の6日後 人気スパイドラマ出演 作家としても活躍

人気テレビドラマ『0011ナポレオン・ソロ』で知られた俳優デヴィッド・マッカラムさんが死去した。90歳だった。近年では米人気ドラマ『NCIS~ネイビー犯罪捜査班』のエキセントリックな検視官ドナルド・“ダッキー”・マラード役でも人気を博したデヴィッドさんが25日、ニューヨークの病院で家族に囲まれながら息を引き取ったことをCBSが声明を通して伝えた。

今月19日に90歳の誕生日を迎えた6日後に帰らぬ人となったデヴィッドさんについて、声明は「デヴィッドは世界中の多くの人々から愛された才能ある俳優であり、作家でした。彼は驚くべき人生を送り、彼のレガシーは彼の家族や映画やテレビへの数えきれない時間の出演を通し、消えることはありません」と続いている。

スコットランドのグラスゴー生まれで1999年にアメリカに帰化したデヴィッドさんは、60年代に米スパイテレビドラマ『0011ナポレオン・ソロ』に出演、国際機関アンクルで犯罪と戦うエージェント、ナポレオン・ソロ(故ロバート・ヴォーン)のロシア人の相棒イリヤ・クリヤキン役を演じて脚光を浴びた。また同役で2度エミー賞にノミネートされた。

数々の映画にも出演した一方、2003年からは『NCIS~ネイビー犯罪捜査班』に出演、検視官役について、「少し馬鹿げている」ものの、演じることが「非常に楽しい」と以前語っていた。

デヴィッドさんは最初の妻である英女優ジル・アイルランドと1957年に結婚、3人の子供をもうけたが、10年後に離婚した。ジルは1963年にデヴィッドさんと『大脱走』で共演したチャールズ・ブロンソンと再婚し、一方でデヴィッドさんは1967年にキャサリン・カーペンターと再婚、2人の子供をもうけた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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