れいわ新選組・長谷川ういこ氏登場!内閣改造で女性閣僚最多も「お飾り」と断ずる理由とは?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

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2023年9月26日に公開された動画ではゲストにれいわ新選組参議院政策委員の長谷川ういこ氏をお招きし、野党の動きや改造内閣、マニフェストづくりについて語っていただきました。

長谷川氏は改造内閣をどう評価する?

【このトピックのポイント】
・与党を批判するのが野党。維新も国民も野党ではない
・内閣改造で起用された5人の女性閣僚はお飾り
・マニフェストづくりは山本太郎氏のセンスが悩みのもと

長谷川氏のプロフィールは以下の通りです。

活動の拠点は京都にある長谷川氏ですが、精力的に各地を回って活動しています。直近では東大阪市議選挙、静岡の伊東市議選挙の応援に入り、収録翌日は渋谷での対話集会に出席するとのこと。

長谷川氏は「代表ともども回遊魚と言われています」とコメントし、笑いを誘いました。

今回は以下の質問からいくつかピックアップして長谷川氏に回答していただきました。

維新・国民民主をどう見る?

次期衆院選を控え、野党の動きに注目が集まっています。

野党第一党を目指す日本維新の会の馬場代表は「第2自民党でいい」と発言し物議を醸しました。

また、先日行われた国民民主党の代表選挙では、政策実現のために与党とも協力する路線を打ち出した玉木雄一郎氏が再選しました。

馬場氏の発言に対し、長谷川氏は「第2自民党でいいなら合流しはったらどうですか」とバッサリ。与党に対峙し、与党を批判するのが野党の役割であるとし、「最初からやる気がないというような発言」と非難しました。

国民民主党についても、長谷川氏は2022年度予算に賛成したことを挙げ「野党ではない」とコメント。

代表選挙では玉木氏が再選したことで、支援団体である労組含め党全体で与党との協調路線を選択していると指摘します。元国民民主党の矢田稚子氏が首相補佐官に任命されたこともそういった動きの1つであるとの見方を示しました。

「野党は野党としてしっかり批判する役割と果たしていかないといけない」と長谷川氏。政権に対するチェック機能の必要性に言及しました。

内閣改造の評価

第2次岸田再改造内閣では女性閣僚を過去最多タイとなる5人起用する一方、副大臣と政務官が全員男性となったことで注目を集めました。

長谷川氏はジェンダー平等先進国と言われるアイスランドの「女性が1人ではお飾り、2人では少数派、3人いて初めて意見が通る」という言葉を紹介。

「女性が5人、表に出てきたところでそれを支える人たちが全員男性だということは、お飾りだということ」と厳しく評価しました。

このような状況になってしまった背景として、長谷川氏は自民党の女性議員がそもそも少ない点に言及。数を増やす取り組みが必要との見方を示しました。

また、長谷川氏は世襲議員が多く利権構造が引き継がれた人事と指摘。「改造ではなくそのまま、昔のまま」とコメントしました。

さらに、派閥のバランスを考慮した人選について「内向き」とし「国民の方を向いているとは言えない」と批判しました。

MC伊藤「どこを変えると改造というのはちゃんと国民に伝わるものになるんですかね?」

長谷川氏「今の自民党だったらどうしても改造にならないんじゃないですかね。どこを切っても同じ金太郎飴みたいな感じだと思います」

マニフェストづくりって大変?

れいわのマニフェストづくりの中心にいる長谷川氏に、有権者からなかなか見えないマニフェストづくりのプロセスや大変さについて伺いました。

基本的な流れとしては今まで打ち出した政策や、代表である山本太郎氏の国会質疑での発言内容を踏まえてたたき台を作成。そこから役員会議、政策担当会議などでさらに内容を検討していくとのことです。

その中で長谷川氏が苦心しているのが山本氏による鶴の一声。例えば政策のタイトルなど山本氏のセンスあふれるものが提案されると、他のものとどうなじませるか悩むことが多いそうです。

「好景気を見せてやる」という言葉は山本氏によるもの。ただ、これは主に女性から「マッチョすぎる」「男性的すぎる」と声が上がり、長谷川氏は中性的なタイトルを提案しました。

すると山本氏はそれをさらに変更し、ハートマークをつけたそうです。

そうして出来上がった「増税?ダメ♡絶対」は今取り組んでいるデモのタイトルになっています。

長谷川氏は内心でこのタイトルがプラスに転じるかマイナスに転じるか非常に悩んだものの、最終的に了承。常識にとらわれない発想こそ新しい層に届く可能性があるとし、「面白いなと思っています」とコメントしました。

最後に次期衆院選の目玉政策について問うと、長谷川氏は今もデモを実施している「増税反対」に言及。

政権の増税路線に対し「増税を反対していく、そして消費税の減税を訴えていくというのは一番の柱になってくると思います」とコメントしました。

MC伊藤「そういったマニフェストづくりも普段の活動が生かされているんですね」

長谷川氏「そうですね、やっぱり連動していないとインパクトがみなさんにのこらないので、全部活動を連動させていくことを目指しています」

動画本編はこちら!

マニフェストってどう作る?一番の悩みポイントは代表の言葉だった!

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