浸水被害から約3週間 防災担当相が千葉県内被災地を視察

浸水被害から約3週間 防災担当相が千葉県内被災地を視察

 台風13号の接近に伴う大雨からまもなく3週間が経とうとするなか、松村祥史防災担当大臣が9月27日、千葉県内の被災地を視察に訪れました。

 松村大臣は27日、茂原市内を訪れ、熊谷知事と茂原市の田中豊彦市長とともに、被災現場の状況を確認しました。

 視察では始めに、豊田川と一宮川が氾濫し、甚大な浸水被害が出た市役所の周辺や八千代地域を訪れ、浸水当時の写真と見比べながら、被災現場の現状を見て回りました。

 また、4年前の大雨を受け、県が治水対策として現在進めている護岸の改修工事などの現場も訪れ工事の進捗状況を確認しました。

 一行はその後、場所を移して意見交換会を行い、会の冒頭で熊谷知事から松村大臣に国への緊急要望書が手渡されました。

 要望書では、今回の大雨での被災が「県民生活や県内経済に大きな打撃となった」と訴え、国に対し、激甚災害に指定することや、被災した中小企業、鉄道事業者への支援などを要望しています。

 意見交換会の後、松村大臣は記者団の取材に応じ、次のように述べました。

松村祥史 防災担当相
「被害の大きさを実感した。きょういろいろな意見を伺ったので、しっかりと持ち帰り連携しながら取り組みたい。一日も早く元の生活に戻れるように全力を尽くしていく」

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