【日本テレビ盃】川田「無事に過ごしてもらえたらなという思いです」ウシュバテソーロが秋初戦を快勝

9月27日、船橋競馬場で行われた交流G2・日本テレビ盃は、ドバイワールドカップを制したウシュバテソーロが秋初戦を迎え、力の違いを見せてライバルを圧倒した。次走はアメリカ遠征でブリーダーズカップクラシック(11月4日・サンタアニタ・G1・ダ2000m)へ向かう予定とのこと。

日本テレビ盃、勝利ジョッキーコメント
1着 ウシュバテソーロ
川田将雅騎手
「調教を沢山やっては来ているんですが、使いつつ良くなる馬だという話も聞いていましたし、 それ通り返し馬の感触もこれを使って良くなるんだろうという動きでしたので、それを加味して競馬を組み立てようというとこでした。1800mという距離と、あとはもう1頭人気していましたミトノオーとの兼ね合いと、今日のこの馬の動き等を考慮して、ポジションを取ることを選択しました。もちろんドバイを勝った馬ですので、現状、世界で1番上のクラスにいる馬であるのは間違いないですから、この後、大きな戦いが待ってる中でも、ここでは負けてはいけないという思いで来てはいますので、無事に走ってくれました。日本馬がまだ勝ったことのないブリーダーズカップクラシックという、本当に世界一のダート馬を決めるところへ、ウシュバがチャレンジできるということをとてもありがたく思いますし、無事にここまで歩みを進められてますので、本当に競馬まで本当に無事に過ごしてもらえたらなという思いです。(昨日今日の重賞連勝は)本当にありがたく、それだけの馬に続けて乗せていただいていますので、無事に仕事が終わってホッとしております。これだけの馬を目の前で見ていただける機会というのはなかなかないと思いますので、無事に皆さんの期待に応え、結果も得ながら、ここからまたアメリカへ旅立ちますので、 アメリカで頑張るこの馬を心から精一杯応援してもらえたらと思います。ありがとうございました」

レース結果、詳細は下記のとおり。

27日、船橋競馬場で行われた11R・日本テレビ盃(Jpn2・3歳上オープン・ダ1800m)は、川田将雅騎乗の1番人気、ウシュバテソーロ(牡6・美浦・高木登)が快勝した。2.1/2馬身差の2着に5番人気のテンカハル(牡5・栗東・矢作芳人)、3着に6番人気のスワーヴアラミス(牡8・大井・荒山勝徳)が入った。勝ちタイムは1:51.7(良)。

2番人気で武豊騎乗、ミトノオー(牡3・美浦・牧光二)は、6着敗退。

ドバイWC以来の国内初戦

日本テレビ盃・ウシュバテソーロと川田将雅騎手 (C)Hiroki Homma

単勝1.6倍、断然の人気に推された川田将雅騎乗、ウシュバテソーロが国内初戦を制した。春のドバイワールドカップを制して以来の国内初戦で、この勝利で連勝を6に伸ばした。レースでは直線入口から圧巻の走り。早々に先頭に立つ横綱相撲で2着以下に2馬身半差をつける完勝だった。2番人気に支持された武豊騎乗、ミトノオーは6着敗退。

ウシュバテソーロ 30戦10勝
(牡6・美浦・高木登)
父:オルフェーヴル
母:ミルフィアタッチ
母父:キングカメハメハ
馬主:了徳寺健二ホールディングス
生産者:千代田牧場

【全着順】
1着 ウシュバテソーロ 川田将雅
2着 テンカハル 坂井瑠星
3着 スワーヴアラミス 森泰斗
4着 セキフウ 戸崎圭太
5着 シルトプレ 石川倭
6着 ミトノオー 武豊
7着 エイシンデジタル 高橋利幸
8着 ビヨンドボーダーズ 山林堂信彦
9着 ブレイヴコール 浅野皓大
10着 マイネルヘリテージ 松戸政也
11着 サイファリス 篠谷葵

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