国のマイナンバーカード普及策「マイナポイント第2弾」の申込期限が月末に迫る中、石川県内の自治体窓口で駆け込み申請が相次いでいる。金沢市役所では待ち時間が2時間以上の行列ができ、担当者は「今後、さらに混雑が予想される。希望者は早めに手続きしてほしい」と話した。
●市民「おなか減った」
金沢市役所第1本庁舎4階に設けられた申請窓口には希望者が次々と訪れ、いすに座って順番を待った。昼間に訪れた市民からは「待ちすぎて、おなかが減った」との声が聞かれ、市の担当者は「報道などで申請期限が今月末までと知り、駆け込みで申請に訪れる人が、きょう(27日)になって急激に増えた」と話した。
最終日の30日は土曜日だが、片町きらら、アル・プラザ金沢、ラパーク金沢、市役所第1本庁舎の4カ所で受付窓口を設ける。
小松市は9月の申請者が26日時点で722人となり、8月の347人から大きく増加。輪島市も今週の申請者が1日当たり30~40件で9月中旬と比べて数倍になった。
ポイントがもらえるのは、2月末までにカードの取得を申し込んだ人が対象となる。