精神障害労災認定基準の改正を通知

厚生労働省はこのほど、心理的負荷による精神障害の労災認定基準の改正を都道府県労働局長宛に通知した。新認定基準の施行に伴い、2011年策定の前認定基準は廃止した。

新たな業務による心理的負荷評価表では、具体的な出来事を現行の37項目から29項目へと減らした上で、それぞれの負荷の強度を強・中・弱と判断する具体例を明確化。増加するカスタマーハラスメントに対応するため、具体的な出来事「顧客や取引先、施設利用者等から著しい迷惑行為を受けた」を新設した。

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