埼玉工業大学の自動運転バスが西新宿エリアを初運行

埼玉工業大学は、東京都都市整備局の「令和5年度自動運転社会を見据えた都市づくりに関する調査検討業務委託」(パシフィックコンサルタンツ株式会社受託)において、車両提供者として、西新宿エリアにおける自動運転バスの運行に参加する。埼玉工業大学の大型自動運転バスが東京都内の公道において走行するのは初めて。

今回の運行は全体運営管理をパシフィックコンサルタンツ株式会社が行い、京王バス株式会社が運行事業者となる。埼玉工業大学が提供する車両は、埼玉工業大学・自動運転技術開発センターが開発した路線バス(中型)タイプ 全長9mの日野レインボーⅡをベースとした自動運転バス。法定速度50km/h以下にて、部分運転自動化を指す「自動運転レベル2」で走行する。同乗する運転者が周辺を監視する中、ハンズフリーの状況の下でシステムが前後・左右両方の車両制御にかかわる運転操作の一部を実施する。

走行期間は、2023年10月2日(月)~10月13日(金)のうち、10月5日(木)と10月10日(火)を除く計10日間。コースは都庁循環(CH01)と同一経路の、新宿駅西口(地下)を起点として新宿副都心四号街路を通るルートで、新宿駅西口(地下)までの約2.0km。平日は10時~16時の間に32分間隔で計12便、土日祝は13時半~16時の間に30分間隔で計5便運行する予定。

本運行での乗車運賃は無料。乗車には、事前に京王電鉄が運営するサービス「TAMa-GO」での利用者登録・乗車予約が必要となる。

参考:【埼玉工業大学】埼玉工業大学、西新宿エリアで自動運転バスが走行します

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