25年前から日光に"ブランド米"があった! 施設増強でPR強化へ

 日光市で生産されているブランド米の販路拡大につなげようと、JAが市内に新しい精米施設を作りました。ブランド米は国際観光都市、日光に25年も前から存在していましたが、ほとんど知られていなかったのです。

 精米施設は日光市針貝にある「JAかみつが」のコメの低温倉庫に設けられたもので、26日にJAや市の関係者が集まってテープカットが行われました。

 ここで精米されるのは、日光市内で生産されるコシヒカリの中でも食味を厳選した「しゃりまんてん」というブランド米です。年間7200トン生産される日光産コシヒカリの中でも、去年(2022年)は1.5トンしか選ばれないという希少価値があります。

 一方で「しゃりまんてん」はすでに25年ほど前から存在し、ほとんど知られていないのが実情です。そこで日光市がブランド力を強化して、観光と一体となった活性化を目指そうと支援に乗り出し、今回の精米施設の完成につながりました。

 「しゃりまんてん」は日光連山の清らかな水で育ち、世界的に有名な観光都市「日光」で生まれたコメというブランド力もあります。JAと市は共同でPRを行って市内のホテルや旅館で提供するほか、ネット販売などを通して「日光のおいしいコメ」をアピールし販路を拡大したい考えです。

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