地域で活躍の高齢者育成 栃木県シルバー大学校で42期生349人の卒業式

 地域で活躍する高齢者の学びの場である「栃木県シルバー大学校」の卒業式が27日、宇都宮市で開かれました。

 県内に北と南、中央の3つがあるシルバー大学校では2年間で、福祉や健康づくりなどの授業を通して幅広い分野について学ぶほかクラブ活動を通じて多くの仲間と触れ合い生涯現役を目指します。1979年の開校以来、卒業生は1万6千人以上にのぼります。

27日は、61歳から87歳までの第42期生349人が卒業を迎えました。

 42期生が入学した2021年10月は新型コロナウイルスが5類に移行する前でさまざまな制限があり、この2年間は登校するだけではなくDVDやインターネットでの動画を見て授業を行うなど感染防止に工夫を凝らして学生生活を送ってきました。

 学校の校長を務める福田富一知事は「コロナ禍でも研さんに励んできたことに敬意を表する」と式辞を述べました。

 また、卒業生を代表して高塩清美さんが2年間を振り返り言葉を述べました。

 卒業生は今後、社会活動やボランティア活動の担い手として、さまざまな分野での活躍が期待されます。

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