マシュー・ヒーリー、ツアー後にThe 1975のライブ活動が“無期限の活動休止”に入ると明かす

The 1975のマシュー・ヒーリーが、現在開催しているツアー【At Their Very Best Tour】のワールド・ツアーが2024年3月に終了した時点で、ライブ活動の“無期限の活動休止”に入ると語った。2022年3月以来、フェスティバルの出演や単独公演ツアー中のバンドは、現在行っている北米ツアーを9月16日に米アトランタからスタートした。

英NMEによると、北米ツアー3日目となる9月26日に米カリフォルニア州サクラメントのゴールデン1センターで行われた公演の終盤で、マティはThe 1975が2年間のワールド・ツアー後、無期限の活動休止に入ると観客に語ったようだ。

ファンが撮影した動画で、マティは観客に向かって「みんながここにいるのは素晴らしいことです」と話した。「このツアーの後、私たちはライブに関して無期限の活動休止に入ります。だから、今夜みんなが来てくれたことは素晴らしい。どうもありがとう」と説明した。先月、同バンドは現在のツアーに2024年のヨーロッパ・ツアーの日程を追加したばかりだった。

今年行われた【At Their Very Best Tour】のコンサートでは、一連のバイラルな話題を生み出したが、そのほとんどはマティのステージ上での行動に焦点を当てたものだった。7月に開催された【グッド・ヴァイブス・フェスティバル】のステージで、彼がマレーシアの反LGBTQ法に批判的なコメントをしたり、バンドメンバーにキスをしたことで、同イベントの主催者はバンドに270万ドル(約4億円)の賠償を求めていると発表した。その後、マティは8月に米シカゴで開催された【ロラパルーザ】でヘッドライナーを務めた際、マレーシアでの“出入り禁止”について冗談を述べた。また、マレーシアでの騒動後、The 1975はインドネシアと台湾での公演をキャンセルしている。

今年6月、マティは短期間の交際が噂されたテイラー・スウィフトとの破局が報じられた後、「あまりオンライン上に現れていない」と語った。米ニューヨークで手をつないでいる写真により交際の憶測を呼んだが、マティもテイラーも交際についてコメントしたり認めることはなかった。その他のツアー中の挑発行為として、マティは6月にデンマークでセキュリティにキスをし、4月にはポッドキャストのインタビューでアイス・スパイスについて攻撃的な人種差別的な発言をしたことを謝罪し、1月のコンサートではファンの指を口に咥えた。

米ビルボードはThe 1975の代理人に今回発表された“休止”が2年間続いたツアー後にもともと予定されていた休止なのか、それとも別の説明があるのかについてコメントを求めたが回答は得られていない。バンドは、2018年から2020年の2年間を【Music For Cars】ツアーに費やし、2022年11月3日に【At Their Very Best】ツアーをキックオフする前にライブ活動を2年間休止していた。

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