県バス協会、バスジャック対応訓練 「客の安全最優先」

バスジャックなどへの対応を確認した訓練=山形市

 秋の観光シーズンに合わせ、県バス協会(村紀明会長)は27日、山形市の県警訓練コースでバスジャックやバス内での強盗に対応した訓練を行った。

 観光バスが高速道路のサービスエリアやパーキングエリアに駐車後、バスジャックに遭う状況などを想定した。協会に加盟するバス会社の運転手6人が運転手役と犯人役に分かれ、訓練に臨んだ。運転手役は犯人役の要求を冷静に聞きつつ、警察や会社に連絡する手段などを確認した。

 山交バス新庄営業所の土屋崇さん(52)は「不安は感じたが、お客さんの安全を最優先に対応したい」と気を引き締めた。

© 株式会社山形新聞社