凍霜害や猛暑乗り越え収穫間近 東根でラ・フランス立ち木審査会

収穫間近のラ・フランスの樹勢や管理状況などをチェックした審査会=東根市

 県内有数の西洋ナシ「ラ・フランス」産地である東根市で27日、収穫を前にした立ち木審査会が開かれ、関係者が実の大きさや色、着果数などを確認して今季の出来栄えを確認した。

 市内の若手果樹農家らで組織する市果樹研究連合会(岡崎広良会長)が会員相互のレベルアップを目的に毎年開催している。会員や県、市、JAなどの担当者ら約30人が参加し、市内5地区の園地10カ所を巡った。樹形や管理状況も含めて順位を決めた。

 研究会によると、春の凍霜害の影響で園地によって小玉傾向にあり、さらに夏の高温で一部で日焼けした果実があるが、食味は良好の見通しという。岡崎会長は「産地として、おいしいラ・フランスを届けたい」と話した。収穫は間もなく始まる見通しで、ピークは10月10日以降という。

 審査結果は次の通り。(敬称略、かっこ内は単位研究会名)

(1)佐藤龍太(新田)(2)横尾慎治(神町)(3)武田拓(東根)(4)平吹佳太郎(若木)(5)槙恵太(若木)(6)武田海(神町)

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