変電所に不審者…対応訓練 鶴岡、通報や監視など確認

変電所内に不審者が侵入したと想定した訓練=鶴岡市・庄内変電所

 東北電力ネットワークの変電所にナイフを持った不審者が侵入した―を想定した対応訓練が27日、鶴岡市の庄内変電所で行われた。鶴岡署員が不審者に扮(ふん)し、酒田電力センター社員らが通報や監視などの対応を確認した。

 迅速かつ的確に対応し、関係機関で連携を密にするのが狙い。同センター社員が不審者役を発見し、110番通報。危険箇所の説明を受けた署員が変電所内に立ち入り、不審者の身柄を確保した。

 同変電所では鶴岡、三川の2市町のうち約8万1千戸に電気を供給している。同センターの前田治輝所長(送変電担当)は「さまざまなケースを想定した訓練を今後も積み重ねたい」。電力の安定供給に向け参加者全員、気を引き締めていた。

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