宮島・厳島神社の大鳥居 水上バイクが “高速で通過” で 海保「危険な行為で注意喚起の対象」 観光協会「接触して破損すれば大変 やめて」と困惑

宮島・厳島神社(広島県廿日市市)の大鳥居をスピードを出して通過する水上バイクが確認されました。海上保安部は法令違反ではないものの、注意喚起の対象になるとしています。

26日午後6時すぎ、RCCの情報カメラに、1台の水上バイクが厳島神社の大鳥居をゆっくりとくぐっていく姿が撮影されていました。

そのおよそ2分後、少しスピードを上げて、また大鳥居を通過。そして午後6時20分ごろ、今度は大きな白波を立てながら、かなりの速度で大鳥居を通り抜けました。

広島海上保安部は「水上バイクでスピードを出して建造物の間や付近を通るのは危険な行為。法令上は問題ないが、注意喚起の対象になる」としています。

宮島観光協会は、「大鳥居は去年12月に改修工事を終えたばかりで、万が一、接触して破損すれば大変だ。参拝目的でくぐるものであり、こうした行為はやめてほしい」と困惑しています。

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