【プノンペン共同】カンボジアの首都プノンペンのアパートを拠点に特殊詐欺をしていたとみられる日本人の男ら20人超が拘束された事件で、カンボジア捜査当局による拠点捜索の際、男らが携帯電話を破壊したことが28日、カンボジア捜査関係者への取材で分かった。関係者は、詐欺容疑の証拠となり得るため隠滅を図ったとみている。
男らは複数の特殊詐欺事件に関与した疑いが持たれている。日本の警察は既にカンボジアに捜査員を派遣した。容疑が固まり次第、日本に身柄を移送して逮捕する方針。
男らは、仲間以外が拠点に入ってきたら「電話を壊し、文書を水に浸して処分するよう指示されていた」と話している。