【日本保険薬局協会】首藤正一会長が9月28日付けで辞任/次期会長は10月7日の理事会で決定

【2023.09.28配信】日本保険薬局協会は9月28日に定例会見を開き、首藤正一会長が同日付けで辞任したことを明らかにした。

会見に臨んだ協会の吉野専務理事は、冒頭、同日開催された常任理事会に会長の首藤正一氏が出席し、挨拶したとした上で、「弊社の方で幹部が逮捕・起訴されており、裁判の結果は出ていないものの、対外活動が困難なため会長を辞任いたします」と表明があったとした。

その発言を受けて、常任理事会では後任の会長選任が必要なことについて議論し、次回、10月7日の定例理事会の場で選任を行うことになったとした。
常任理事会で後任の会長に関して議論はあったというが、吉野専務理事はその内容については明らかにしないとし、「理事会の議論を待つ」と述べるにとどめた。

記者から理事会をもって会長辞任の扱いになるのか、と質問が出ると、吉野専務理事は「本日付けで辞任という理解をしている」と述べ、理事会まで会長が空席になる模様。

協会としても内容自身が確定していないものの、不祥事の案件であることは間違いないとし、今後、協会としての対応等を協議する考えも示した。

首藤会長の所属するアインホールディングスでは同社及び同社グループ会社役員が、「公契約関係競売等妨害罪」の疑いで逮捕され、9月21日付けには札幌地方検察庁により、起訴されている。同社は同件を「厳粛に受け止め、今後は起訴内容を精査するとともに、引き続き、事実の究明に協力してまいります」とコメントを出している。

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