酒税の新税率で第3のビール10月から値上げ 販売店では駆け込み需要

10月から酒税に新たな税率が導入され、いわゆる第3のビールが値上がりします。仙台市の販売店では、駆け込み需要に追われています。

新田智紀記者「若林区にあるお酒の販売店です。こちらではいわゆる第3のビール新ジャンルのお酒を約500ケース取りそろえて販売しています」

やまや沖野店です。この店では10月1日からの新たな税率で第3のビールが増税になる前に、通常の3倍から4倍の在庫を用意したということです。

「値上がりまであと3日」のカウントダウンとともに「9月中のまとめ買いがお得です」などと書かれたポップが掲示され、駆け込み需要に対応しています。

やまや沖野店菅原健店長「10月からの値上げを告知しておりますので、今のうちにまとめて買われる方が増えている。直近ですと10ケースまとめて買っていただくお客様のご来店がありました」

ビール類の酒税をめぐっては、原料や製法ごとに税率が複雑で3年後までに段階的に一本化されます。

10月1日から350ミリリットル缶当たりに換算すると、第3のビールは9円余り引き上げられます。

一方でビールは6円余り引き下げられます。

買い物客「やっぱり値上がりする前に買った方が良いですよね。少しでも安い方は良いと思う」

ビールについては10月1日から税率が下がるため、店では国内主要メーカーのビールに加えクラフトビールや輸入ビールの売り上げ増加に期待したいと話していました。

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