パラ卓球・岡紀彦さんと交流 竜之口小児童 頑張る大切さ学ぶ

岡さんとラリーを楽しむ児童

 岡山市中区四御神の竜之口小で28日、車いす卓球でシドニー、アテネ、北京の3大会連続でパラリンピックに出場した岡紀彦さん=市内在住=を招いた交流会があり、4年生約80人がスポーツの楽しさや目標に向かって頑張る大切さを学んだ。

 生まれつき骨が弱く、車いすで生活する岡さんは「手先の器用さを生かせるスポーツとして卓球を選んだ」と説明。肩のけがを乗り越えて日本一になった経験を踏まえ「つらいこと、苦しいことをプラスにする心がけを持とう」と訴えた。児童からどんな練習をしたか問われ「得意なスマッシュの力を伸ばすため素振りを繰り返した」と答えた。

 児童は卓球も体験し、岡さんとのラリーやスマッシュで的のペットボトルを倒すゲームを楽しんだ。男子(9)は「困難があってもくじけずに頑張りたい」と話した。

 交流会は市の「トップアスリート交流促進事業」の一環で開かれた。

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