「このバスチー、おいしいネ!」
「これまで食べたバスチーのなかで一番おいしい!」
バスチー好きのA子さんとB子さん。
仕事休みのこの日、二人はバスチー(バスクチーズケーキ)で人気の『GUF TOKYO』(グフ トウキョウ)に来ました。
GUFは、新大久保はコリアンタウンのイケメン通りにあるカフェ。
2022年12月、コスメショップや韓国料理店が軒をつらねるこの通りにオープンして以来、カフェ巡り、スイーツ好き、バスチー好きの聖地として大人気。
いまや行列がたえない店として知られるようになりました。
ふたりはインスラグラムでこの店を知り、バスチーを食べに来たそうです。
GUFで焼いているバスチーは3種類。
プレーン(690円/以下すべて税込)、チョコレート(790円)、抹茶(790円)です。
A子さんは、プレーンとカフェラテ(650円)を注文。
B子さんは、チョコレートとアメリカーノ(600円)をオーダー。
自分のバスチーを味わいながら、プレーンとチョコレートをひと口ずつシェアしました。
「チョコレートもおいしい!」とA子さん。
「プレーンのほうがおいしい!」とB子さん。
あちこちのバスチーを食べ歩いてきた二人が、GUFのが一番おいしいと大絶賛。
ちなみに。
スタッフによれば、プレーンが一番人気で、次がチョコレートだそうです。
バスチーはしっかりと焼き込んだものが一般的ですよね。
GUFではメルティングという、ちょっとやわらかいタイプのバスチーを作っています。
スプーンがすうっと入り、口に含んだ瞬間、舌の上でとろける滑らかな味わいがGUFのバスチーの特徴です。
ほかでは味わえない独特の食感が、バスチー好きを魅了するのかも。
インスタ映えする、GUF名物の「水のテーブル」
GUFの特徴はバスチーだけではありません。
「水のテーブル」もこの店の魅力を語る上で重要なポイント。
水のテーブルといわれてもなんだかよくわかりませんよね。
白い石が敷かれた、巨大なテーブルが店内中央に鎮座しています。
しかもその上に水がはってあるんです。
ふつうは、水の上に透明なアクリル板をおくところを、水や石を直接さわれるようになっています。
バスチーや飲み物が運ばれてくると、トレーが水の上におかれる。
これがGUFの水のテーブルです。
なぜメルティング・タイプのバスチーを出すことにしたのか。
この店をプロデュース、デザインしたhanurleeさんに教えてもらいました。
「水のテーブルを作ったあと、最近流行りのバスチーを、水がしたたるように、とろける感じで出そうと思い、メルティングのバスチーを出すことにしました」
バスチーのレシピもGUFのプロデューサーが考えました
当初、プロデューサー自らがバスチーを焼いていたそうです。
hanurleeさんにはパティシエの経験があるのですか。
「ありません。レシピもデザインの一部なので、バスチーのレシピもデザインしました」
つまり、店舗設計もインテリアもメニュー開発もプロデューサーが担当したというわけ。
バスチーのレシピを完成させるまでに試行錯誤をくりかえしたことでしょう。
もしパティシエに任せていたら、まったく別のものになったはず。
最後にhanurleeさんに質問しました。
屋号のGUFはどういう意味ですか?
「ポメラニアンを飼っているのですが、いつも『グフグフ』といっていることからGUFと命名しました」
ときどき愛犬といっしょにGUFに来るそうです。
運が良ければ、ポメラニアンとhanurleeさんに会えるかも。
【GUF TOKYO】店舗概要
東京都新宿区大久保1-16-19 2F
営業時間/11:00~20:00
不定休
(うまいめし/ 中島 茂信)