これぞ“ワン”チーム 那須でドッグSUPレース 愛犬乗せて愛情深める

愛犬を乗せて懸命にパドルを漕ぐ出場者

 ボード上でパドルをこいで水上を進むスタンドアップパドルボード(SUP=サップ)に犬を乗せて競争する「那須ドッグSUPレース」が24日、栃木県那須町豊原乙の矢の目ダムで開かれ、県内外から138人が出場した。

 那須塩原市の体験型ツアー企画会社「Spes(スペース)」が主催し、今回で5回目。県内や隣県のほか、北海道や大阪、福井から駆けつけた人もいた。

 レースはダム内に作られた約500メートルの特設コースで実施。午前は小型犬・中型犬・大型犬と男女に分かれての個人戦、午後は3人・3頭のチーム同士によるリレーなどを行った。ボードに愛犬を乗せた出場者は懸命にパドルをこいでゴールを目指した。

 愛犬のオーストラリアンラブラドゥードルと出場した横浜市、会社員府川仁哉(ふかわひとし)さん(65)は「天気もよく、風が気持ち良かった。犬に対する気遣いや愛情が感じられるイベントなので安心して楽しめた」と笑顔で話した。

 Spesの君島(きみじま)つぎみ社長(61)は「このレースを全国大会にしてドッグフレンドリーな地域の魅力をさらにアピールしたい」と目標を語っていた。

愛犬を乗せて懸命にパドルを漕ぐ出場者

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