立花孝志氏が国会内での参政党会見に〝凸撃〟 押し問答に 神谷宗幣代表「関わりたくない」立花氏は「卑怯極まりない」

政治団体・NHKから国民を守る党党首で、国政政党・政治家女子48党の代表権を大津綾香氏(30)と争う立花孝志氏(56)が28日、国会内で行われた参政党の定例会見に現れ、参政党関係者と押し問答になる騒動があった。

参政党代表の神谷宗幣参院議員(45)とボードメンバー(役員)が出席した会見に、立花氏が突然姿を見せ騒然となった。政女党幹事長だった黒川敦彦氏(44)が参政党の街頭演説を妨害した行為に共謀したとして刑事告訴され、東京地検特捜部から事情聴取を受けていたが嫌疑不十分で不起訴処分に。神谷氏が山口県下関市議選の応援演説で「NHK党さんのグループの中に、極左暴力集団反社とつながりのある人たちが幹部にいる」と演説したことが名誉毀損にあたるとして、政女党が告訴している。

立花氏は神谷氏の説明を求め会見場を訪れたが、参政党関係者が入場を制止し、押し問答に。大声で「答えられないのか!」と、神谷氏の政治姿勢を問いただした。参政党関係者が立花氏を会見場から排除した形になったが、立花氏は国会の共有部分で党関係者から体を押されたとして抗議している。

バトルが国会内で繰り広げられる異常事態。記者団から騒動を問われた神谷氏は「いままでにない状況。我々が警察に妨害行為を訴えたという事実はある。受理されたかどうかは知らなかったが、知らない間に受理されたという回答があった。それで受理はされなかったということに、何か言いたいのかもしれない」と答えた。

神谷氏は続けて「我々は妨害行為に法的行為をしますと公言している。だまし討ちはしない。なんでうちがケンカしなかったというと、嫌疑不十分だったということなので。この前も新橋で(黒川氏による)妨害行為があった。ああいったものが続けば、さらなる法的措置をとらなければならない」と警告。「政治の政策議論とかはどんどんやればいい。妨害するしないとか、警察にお世話になるようなことは、場外乱闘ですから。極力参政党としてはやりたくない、関わりたくない」とした。

立花氏は「神谷氏は告訴をしたと記者会見でも発表したが、無罪になった。それに対して、公式見解が出ていない。被疑者になったことも隠している。会見なのに『質問に答える場所ではない』と言われ追い出された。卑怯極まりない」と憤り、神谷氏をさらに追及するとした。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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