発がん性の疑いなどが指摘される “PFAS” 新たに市内5か所の井戸でも検出

岐阜県各務原市で水道水の水源から高濃度の有機フッ素化合物「PFAS」が検出された問題を受け、市が市内全域の井戸の水質調査をしたところ、5か所で目標値を上回るPFASが検出されたと発表しました。

この問題は、各務原市民の半数およそ7万2000人に水道水を供給する三井水源地で、発がん性の疑いなどが指摘されるPFASが、国が定める暫定目標値を上回る濃度で検出されたもので、市はおよそ3年間、この事実を公表していませんでした。

市が8月下旬から9月上旬にかけて市内全域の95か所の井戸の水質を調査したところ、5か所で暫定目標値を上回るPFASが検出されました。

そのうち1か所は飲み水として使用されていたということです。

市は今後、暫定目標値を上回った5か所の井戸から半径500メートル以内にある井戸について、追加で水質調査を実施するということです。

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