「夢のような時間だった」 40歳松田が引退表明

現役引退の記者会見をする巨人の松田宣浩内野手=28日午後、東京都文京区

 巨人の松田宣浩内野手(40)が28日、東京都内のホテルで記者会見し、今季限りでの現役引退を表明した。巨人入りした今季は出場11試合で1安打にとどまり「1軍でプレーしても結果を出すことができなかった」と引き際を決断。昨季まで所属したソフトバンクで黄金時代を築くなどしたプロ18年間を振り返り「40歳まで現役でプレーする一番の目標はクリアした。夢のような時間だった」と涙ながらに語った。

 最も印象に残る打席に2014年10月2日、レギュラーシーズン最終戦のオリックス戦の延長十回に放った、3年ぶりのリーグ優勝を決めるサヨナラ打を挙げ「18年間で一番の当たりだった。感触は忘れない」と話した。

© 一般社団法人共同通信社