“棚上げ発言”平和公園ガイド抗議 「言葉として受け入れられない」 広島

広島市がアメリカの原爆投下責任議論を「棚上げする」と発言したことについて平和公園のガイドが抗議しました。

広島市議会で21日、平和公園とハワイのパールハーバー国立公園が締結した姉妹公園協定をめぐり村上市民局長が「原爆投下の責任議論を現時点では棚上げにする」などと答弁しました。

これを受け平和公園でガイドを行う「平和学習講師団」の5人が広島市に抗議文を提出しました。

「前のめりな和解方針の提示に抗議する」としたうえで「アメリカ政府に原爆投下責任を正面から問う」よう求めています。

平和学習講師団 辻隆広さん「言葉として受け入れられない。(協定の内容について)今まで具体的なことが何も出てこなかった理由がこの棚上げ発言でよくわかった」

協定について広島市は「アメリカの責任を不問・免罪にするためのものではない」としています。

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