BABYMONS7ER、9月のデビュー延期へ 韓国音楽界〝最高の有望株〟もプロデューサーが公判中

BIGBANGを世界へ放ち、現在はBLACKPINKやTREASUREを擁するYGエンターテインメント(以下、YG)が、9月に予定されていたガールズグループ・BABYMONS7ER(ベイビーモンスター)のデビューを先延ばしにするのではと、複数の韓国メディアが報じている。

YGはBLACKPINK以来、約7年ぶりにガールズグループのデビューを発表。BABYMONS7ERが誕生した。当初はルカ、ファリタ、アヒョン、ハラム、チキタの5人組編成でデビューが予定されていたものの、ファンからさまざまな意見が寄せられ、その結果、アサとローラが加わり7人編成に。彼女たちがデビューに至るまでのプロセスは「Last Evaluation」で公開され、積極的なプロモーションを仕掛けた結果、2023年の韓国音楽界〝最高の有望株〟として関心を集めていた。

実際、BABYMONS7ERはデビュー前から公式YouTubeチャンネルの登録者数が、韓国国内ガールズグループの中で最も早いスピードで200万人を突破。動画総再生回数が開設から127日で4億ビューを記録すると、ビルボードをはじめとする主要海外メディアがBABYMONS7ERを重点的に取り上げ「K-POPジャンルに新たな波を起こすだろう」と、高い期待を示した。

BABYMONS7ERについて、YGの総括プロデューサーであるヤン・ヒョンソクは、5月のデビューメンバー決定時「(デビュー時期は)今秋を越えない」と言及しており、9月のデビューを目指して準備中と思われた。

しかし、彼女たちのプロデュースを手がけるヤン・ヒョンソクは現在、罪に問われて裁判所を出入りしている存在だ。脅迫罪に関する公判の1審では無罪を宣告され、今年1月にYGの総括プロデューサーとして復帰。にもかかわらず、控訴されたためにわずか8カ月で懲役の危機に直面している。27日に行われた、特定犯罪加重処罰等に関する法律違反(報復脅迫等)の5回目の控訴審の公判では、検察から懲役3年が求刑されたという。

この日、ヤン・ヒョンソクは公判で「4年間、真実が明らかになることを願った。本来の立場に戻り、K-POPの人材を育成し、すばらしいコンテンツを作れるようにしてほしい」と訴えたという。

9月が残り数日となったが「BABYMONS7ERデビュー」のニュースが伝えられない理由に、ヤン・ヒョンソクの公判が関係しているのではないかと、一部ではささやかれている。

同氏の言葉通り、無事秋にデビューする約束が守られるのか、今後の動向が注目される。

ヤン・ヒョンソクの控訴審判決公判は、11月8日に開かれる予定だ。

(よろず~ニュース・椎 美雪)

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