9月も残りわずかとなった28日、神戸市では最高気温30度以上の真夏日が今年83日目となり、1994年の史上最多記録を更新した。兵庫県内各地でも30度以上を観測し、厳しい残暑の一日となった。
神戸地方気象台によるとこの日の最高気温は、淡路市で32.8度、洲本市で31.8度など、計20のうち15の観測地点で30度を超えた。平年と比べて5度以上上昇した地点も多かった。
神戸市では、午後1時過ぎに最高気温31.3度に到達。同市中央区の大丸神戸店前では、日傘を差した人らが照りつける日差しから逃れるように道を急いだ。
同気象台によると、真夏日は10月1日ごろまで続くとみられる。2日以降は最低気温が20度に近づく日も想定され、季節の移ろいを感じられそうだという。(勝浦美香)