ホタテ販路開拓に経産省と連携し頑張ると復興相

 土屋品子復興大臣は27日までの記者会見でALPS処理水の海洋放出から1か月を経過したことへの受け止めについて「トリチウムの検査結果は基準値を下回っているということ、捕った魚もトリチウムの量をチェックしているようだが全く問題ないという結果が出ているということは承知している」と述べた。

 また「魚価は水産庁によれば全体の傾向として大幅下落しているといった状況ではない」とした。

 一方でホタテに関しては「産地で価格下落等が見られる」とし、背景に「中国への輸出との関係があると思う。これからも中国に対し、しっかりと安全性を伝えていくこと、それだけでなく、全省庁一丸となって、いろいろな国に対し、日本の処理水の安全性というのを訴え続けることが必要という認識を持っておいる」と述べた。

 土屋大臣は「販路に関しまして、できる限り中国以外のところへの販路を広げるため、経産省も相当頑張っているということを承知しており、私たちも連携を取りながら頑張っていきたい」と販路開拓に努める姿勢を強調した。(編集担当:森高龍二)

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