大相撲、幕下付け出し制度を改定 最下位格に一本化

 日本相撲協会は28日、東京・両国国技館での理事会で幕下付け出し制度の改定を承認し、同日付で60枚目の最下位格付け出しへの一本化を決めた。2001年初場所から適用された10枚目格と15枚目格の付け出しは廃止。対象となる全日本選手権、全国学生選手権、国体成年の8強以上が有資格者で、有効期間は成績確定日から1年以内。

 新制度ではこの3大会で16強以上、全国高校総体と国体少年の4強以上で三段目最下位格付け出し資格が与えられる。高校生の大会が対象となるのは初めてで、全日本実業団選手権は外れた。ある若手師匠は「優勝を逃しても資格を得られるのは大きい」と好意的に受け止めた。

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