HRC、小椋藍とスポンサー契約を締結。2024年はチーム移籍もサポートは継続で、引き続きMoto2に参戦

 9月28日、株式会社ホンダレーシング(HRC)はロードレース世界選手権のMoto2クラスにIDEMITSU Honda Team Asiaより参戦している小椋藍と、2024年シーズンのスポンサー契約を締結したことを発表した。

 小椋は埼玉県出身の22歳のライダーで、2018年の5月に開催されたスペインGPのワイルドカード枠でMoto3クラスにデビューした。2019年、2020年はIDEMITSU Honda Team AsiaからMoto3クラス、そして2021年から同チームよりMoto2クラスにステップアップした。

 2022年はMoto2クラスで自身初となる優勝、ポール・トゥ・ウインを成し遂げ、最終戦までチャンピオン争いを繰り広げた。最終的にはランキング2位となったが、小椋にとって大躍進のシーズンとなった。

 2023年は開幕前に負った左手首の脱臼骨折の影響で、スタートが出遅れてしまい、前半戦は苦戦を強いられていた。しかし、第8戦オランダGPでは今季初表彰台となる2位を獲得し、後半戦にかけて徐々に本領を発揮してきている。

 そんな小椋は、2023年限りでIDEMITSU Honda Team Asiaを離れ、2024年シーズンはMT Helmets – MSIに移籍することを決意。セルジオ・ガルシアとともにMoto2クラスを戦うことが決まった。

 しかし、HRCと小椋の間でスポンサー契約が締結され、2024年シーズンもサポートを行うことが発表された。そのため、チームは移籍となるが、小椋は2024年も引き続きHRCのサポートの下で、Moto2クラスを戦うことになる。

2024年シーズンにMT Helmets – MSIから参戦する小椋藍、セルジオ・ガルシア

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