昆布〆サミット 氷見の6店初参加

サミットで提供される創作料理の一部。「氷見魚のうま味昆布〆」(氷見市提供)

  ●1日から計24店で/首都圏と同時開催

 富山の海の幸を象徴する名物の一つ「昆布締め」をテーマに創作料理を提供するイベント「ひみ昆布〆(じめ)サミット」が1日、首都圏と氷見市の飲食店24店で始まる。3回目の今回はこれまで会場としていた首都圏だけでなく、氷見市でも初開催し、市内の6店が参加。魚にとどまらず、肉や野菜、スイーツなど多彩な食材を昆布締めし、氷見の食の魅力を県外に発信すると同時に、市民にも再発見してもらう。

 昆布〆サミットは、ひみの食ブランディング協議会(事務局・氷見市商工振興課)が昨年から実施。氷見市の関係人口拡大に協力する「関係店舗(ツナグ場)」として市が登録した首都圏の飲食店が、昆布締めを使ったメニューを提供する。

 今回は参加店舗が昨年より10店増え、ツナグ場に登録された首都圏の18店に加え、氷見市の6店が初参加する。首都圏と同時開催することで、サミット期間中の氷見市へ来訪を促し、誘客強化を図る狙いだ。

 市内では、昆布締めした氷見産刺し身の盛り合わせや、氷見産野菜とチーズを昆布締めしたサラダ、信州名物「おやき」を昆布締めにした創作料理などが提供される。首都圏の店舗ではテリーヌや天ぷら、ハンバーガー、鶏ハム、ぜんざいなどに昆布締めを使った独創的な料理がそろった。氷見の2店、首都圏の3店ではテークアウトもできる。

 期間は11月24日までで、メニューを注文した人に投票してもらい、12月にグランプリメニューを決める。

 同協議会は来年2月まで、氷見の旬の食材を活用したメニューを提供する「ひみめしフェア」も首都圏で開催中だ。事務局を務める発酵料理研究家の是友(これとも)麻希さんは「氷見の人にもサミットを知ってもらい、昆布締めの魅力や、氷見の食文化のすばらしさを再認識してもらいたい」と話した。

 氷見市内の参加店舗は次の通り。

 灘や、番屋亭、みのりの番屋、蔵ステイ池森、古粋、創作割烹潮乃美

サミットで提供される創作料理の一部。「氷見産野菜とチーズの昆布〆サラダ仕立て」(氷見市提供)
サミットで提供される創作料理の一部。「氷見おやき」(氷見市提供)

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