レジオネラ属菌検出の「セントピアあわら」利用者20人が入浴後に体調不良 福井や大阪、京都からも申し出

 福井県あわら市は9月28日、基準値の2300倍のレジオネラ属菌が検出された温泉施設「セントピアあわら」で、利用者計20人から体調不良の申し出があったと明らかにした。

 あわら市観光振興課によると、入浴後に発熱やせきなどの症状を訴えている。レジオネラ属菌との関連は現時点で不明。既に回復している人もいる。あわら、福井、鯖江市のほか、大阪府や京都府など県外からも申し出があった。いずれも13~25日に浴場を利用していた。

 施設側の調査で、滅菌効果のある次亜塩素酸ナトリウムを注入する機器二つのうち一つが故障していることが分かり、必要な量を注入できていなかったことが原因とみている。

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 健康不安がある人は、同施設=電話0776-78-4126=に相談した上で、医療機関への受診を呼びかけている。

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